ウッドデッキの広さ、質、スタイルなどは様々ですがそれらを問わず、部屋からすぐに外にアクセス可能な環境は思った以上に快適です。子供たちの遊び場、ティータイム等使い方は様々。
戸建ての住まいをお持ちの方は一度はウッドデッキに憧れたことはあるのではないでしょうか?
私もその一人で前述のような暮らしに憧れてウッドデッキをDIYで手に入れることができました。
一方でウッドデッキに憧れはあるものの『木がすぐ腐ってしまいそう』『シロアリが発生しそう』など不安があって断念してしまう方も多いのではないでしょうか。最近はタイルデッキなどの台頭もありそちらをチョイスすることも多そうですね。
タイルデッキも良いですが個人的には木のぬくもりや質感が好みで、ウッドデッキ所有者としてはその素晴らしさを一人でも多くの方に体感してもらいたいと思っています。
正直に申し上げますと不安な気持ちだけでウッドデッキのある憧れの生活を諦めてしまうのはとてももったいない。
今回はそういった不安な気持ちを取り払ってくれるウッドデッキ材”ハードウッド”の種類と特徴について解説していきます。
我が家のウッドデッキに使う木材の選定にあたり、サンプルを取り寄せ。実際に手に取った上で解説していきますね。
製作したウッドデッキが日本唯一のDIY雑誌『dopa(ドゥーパ!)』に掲載されました!
ウッドデッキ材|ハードウッドとは?
ハードウッドとは主に南米、東南アジア原産の広葉樹からとった木材の総称です。
名前の通り堅くて丈夫なので耐久性が求められる公共施設の建設などにも採用実績があります。
耐久性については折り紙付きで屋外、湿気が多い場所で使っても10年以上の耐久性を持つといわれています。ハードウッドの種類や使用環境によっては20年以上の耐久性があるともいわれる超高耐久な木材です。
ハードウッドの種類と特徴
ハードウッドと一言にいっても数種類あり原産地や色味、加工性など材種によって特徴は様々。
基本的に腐りにくく高耐久といった点は全ての材種に共通する部分ですが色味や節の有無などは好みが分かれるところですよね。
ここではハードウッドの種類と特徴について解説していきます。
イタウバ
原産地がブラジルの木肌が赤色に近くなめらかでささくれが少ないことが特徴です。
油分を多く含み加工性が良いのでDIY初心者でも安心して扱うことができるハードウッドですね。
ウッドデッキ専門店リーベさんのホームページによると25年前に柱として土に埋められたイタウバ、25年前に作られた橋に使われたイタウバが腐らずに生きていた。という情報があり驚愕の耐久性を有していることが分かります。
我が家のウッドデッキも床材、フェンス材にりーべさんで購入したマットグロッソ州産のイタウバを使用しています
ひのきサイプレス
原産地がオーストラリアの世界一シロアリに強いといわれている防虫性の高いハードウッドです。
”ひのき”の名の通り、節と光沢があり日本人に好まれる外観が特徴。
オーストラリアではガーデン資材をはじめ、住宅基礎としても使われているようですね。
ウリン
原産地がインドネシアの世界で最も高い耐久性を誇るといわれるハードウッドの代表格です。
別名『アイアンウッド(鉄の木)』
現地では”一生腐らない木”とも言われています。その優れた耐久性から信用性が高く、ディズニーシーにも採用実績があるといわれる木材です。
深い赤色、密度が高く滑らかな表面、ずっしりと重みがあるその姿は品すらを感じさせます。
まさにキングオブ・ハードウッドといっても過言ではありません。
アマゾンジャラ
原産地がブラジルの高耐久、防虫性が高いハードウッドです。
つるつるとした滑らかな木肌と美しい赤みが特徴で高級感があります。
別名『アマゾンウリン』ともいわれ、ウリンの代替品として比較されることも多く人気が高いハードウッド。
ホームセンターの店頭にも並ぶこともしばしばあり、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
イペ
原産地がブラジルのデッキ材の王様ともいわれているハードウッドです。
高い耐久性と安定性があり天然木独特の高級感のある木肌が特徴。
水がかかるような条件の悪い場所でも高い耐久性を誇り、海ほたる等の多数の港湾、岸壁のウッドデッキ材として使われています。
反り、曲がりなどの欠点が少なく、その信頼性の高さからイペにこだわりを持つ業者さんもいるようです。
セランガンバツ
原産地がインドネシアの耐久性、加工性、防虫性などバランスがとれたハードウッド。
日本で最も採用実績があるといわれるおり、東京駅、競馬場などで採用されています。
アマゾンアンジェリーナ
原産地がブラジルのハードウッドで最も安価といわれる木材です。
安価ながらも現地ではフェンス等に使われて20年以上の耐久性を誇るコスパ最強のハードウッドです。
アマゾンアンジェリーナはリーベさんのみの取り扱いのようなので興味のある方は是非チェックしてみてください。
我が家のウッドデッキには根太材にアマゾンアンジェリーナを使用しています。
まとめ
ハードウッドはソフトウッド、集成材などと比較すると初期費用は多少値が張りますがランニングコストとしては安く済みます。
実際に私も一度集成材でウッドデッキを作りましたが4年経過した時点で腐ってしまい、再度作ることになりました。
定期的な塗装など、メンテナンスをしていても集成材が朽ちるのは早いです。
ハードウッドのウッドデッキは耐久性はもちろんですが存在自体に雰囲気があり高級感すら感じさせます。
他の木材にはない良さが確かにあるのでウッドデッキを検討している方は是非ハードウッドで作られてみてはいかがでしょうか。
DIYなんて面倒…という方へのおすすめ
ハードウッドを使ったDIYは難しそうで自信がない‥時間と労力は極力かけたくない‥という方は既成のウッドデッキを検討しても良いかもしれません。
ウッドデッキ専門店であるリーベさんでも既成デッキの取り扱いがありますので要チェックです。
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