ウッドデッキの多くは基礎にも木材が使用されていますが湿気が溜まり腐ってしまうという問題を抱えています。
使用環境によって安全に使える期間は様々ですが経年劣化からは逃れることはできません。
そこで基礎に単管パイプを使用することによって腐りにくく、高耐久なウッドデッキに仕上げることができます。
実際に私はウッドデッキをDIYした際に基礎として単管パイプを使用し、頑丈で高耐久なウッドデッキを手に入れることができました。
製作したウッドデッキが日本唯一のDIY雑誌『dopa(ドゥーパ!)』に掲載されました!
耐久性もさることながら強度も素晴らしい単管パイプですが一方で抱えるデメリットもあります。
それは加工性の悪さです。
単管パイプの材質は炭素鋼。要するに鉄パイプなので木材のように手軽に切断して長さを整えることが難しく、加工には専用の工具が必要です。
単管パイプを切断できる工具は下記のように数種類存在します。
手動工具
- パイプカッター
- 手鋸
電動工具
- レシプロソー
- グラインダー
- 切断機(高速切断機、チップソー切断機等メーカーによって名前は様々。)
中でも今回は実際に使用したレシプロソーについてレビューしていきます。
声を大にして言いたい
結論を先に申し上げます。このレシプロソー
切断能力が半端ではありません。まさに驚愕。
これを手にすればなんでも切れる。そんな気持ちにさせられるほどの切断能力を誇ります。
パイプカッターを使って手動で単管パイプを切った記事はこちら
マキタ AC100Vレシプロソー JR3051T レビュー
購入したのはマキタ AC100Vレシプロソー JR3051Tです。
マキタといえばDIYユーザーからプロ仕様まで様々な種類やスペックの工具を手掛けるトップブランド。
ちなみにレシプロソーという名で売り出したのもマキタですね。
工具など全く知らない方でも『makita(マキタ)』というロゴをホームセンター等で一度は見たことがあるのではないでしょうか。
入手先は楽天市場。Amazonでも購入できますね。
スペック
基本的なスペックは下記表にまとめました。
本体重量は3.3㎏とややヘビーですがそれに見合うだけの抜群の切断能力を誇ります。
某サイトでは解体屋さんが使うスペックとの口コミもあり、その切断能力は折り紙付き。
木材用、鉄用等数種類のブレードがラインナップされており、切断可能な材質が豊富なのも魅力ですね。
ブランド | マキタ(makita) |
型番 | JR3051T |
本体重量 | 3.3kg |
商品寸法(長さ×幅×高さ) | 11.5×52.4×28.5cm |
電源 | 電源コード式 |
コード長さ | 2.5m |
電圧 | 100Ⅴ ※家庭用コンセントプラグ、発電機等で使用可能 |
消費電力 | 1,200w |
切断能力 | パイプ外径130㎜ 木材厚さ255㎜ |
ストローク長 | 30㎜ |
回転速度 | 3000毎分回転 |
レシプロソーの使い方
使い方は非常に簡単です。
写真を使いながら解説していきます。
まずは切断したい場所を決めて円周上に線を引きます。
円周上に引くと切断ラインがズレたことがすぐに分かりやり直しができます。
クランプを使ってパイプ同士を交差に連結。
単管パイプが動かないように固定します。
クランプのボルトナットをラチェットレンチで締めて固定します。
レシプロソーは振動が大きいので両手で工具を支えないと上手に扱えないので必ず固定しましょう。
安全面でも加工対象物の固定は必須!
まず加工対象物とブレードの用途が適合していることを確認しましょう。
不適合のブレードを使用すると思わぬ事故(ケガ、故障)につながる危険があります。
ブレードの取付方法
- レシプロソーのドライビングスリーブレバーを解除位置にします。
- 手でレバーの位置を保持したままブレードをセットします。
- ドライビングスリーブレバーを固定の位置に戻す。
- ブレードを引っ張り、しっかりロックされていることを確認する。
ブレードに空いている穴がドライビングスリーブに嵌る感覚があります。
印をつけたところにレシプロソーの刃をセットします。
この時に刃の根本部分のシューを単管パイプに接地させると垂直にセットでき、レシプロソーを安定させた状態で切断することができます。
刃で指を切らないように注意
レシプロソーのホルダー部をしっかり持ちます。
その状態のまま、もう片方の手でトリガーを握れば切断開始です。
切断時のコツ
切り始めはトリガーの握りを加減してゆっくりブレードを動かして切断位置にブレードを食い込ませましょう。
レシプロソーはブレードが前後にストロークしますので振動があります。それ故、切り始めのブレードがパイプに食いついていない時は振動で切断位置からずれてしまいます。
実際に使ってみた結果
切断にかかった時間
30秒以下!
使い始めの慣れていない状態でも1本30秒以下で切断可能です。
驚愕の切断能力でした。圧巻の一言。
これを使えば何でも簡単に切れる!そんな気持ちにさせてくれる工具です。
一方で切断の精度としてはイマイチ。私の腕前も関係するのでしょうけど真っすぐ、垂直に切るのが難しいのです。
切断能力の高さ故、あっという間に切れてしまうので切りながら確認というのも難しく。。
どうしても真っすぐ切りたいものがあったら少しずつ確認しながら切っていくことが無難ですね。
所感まとめ
- 簡単に効率よく切断が出来る。
- なんでも切れる。
- 使用時の振動が大きく電動工具の使用経験がないと若干恐怖感がある
- 切り始めの位置合わせが難しい
- ケガのリスクあり
- 真っすぐ切るのが難しい
おすすめする人
価格、使用感、使い勝手等の観点から ”マキタ AC100Vレシプロソー JR3051T” はどんな人におすすめなのか考えてみました。
- とにかく効率よく作業を進めたい。
- 切断したいパイプの本数が多い。
- 単管パイプ以外にも切断する可能性がある
- 定期的にDIYを楽しんでいる。⇒長期的な設備投資
以上の方にはおすすめできる製品です。
ブレードが数種類ラインナップされており木材、鉄鋼と汎用性があります。
一方で以下の方にはおすすめできる製品ではありません。
- 絶対に真っすぐ切りたい。
- 切断に一定の精度を求める
- ケガのリスクを下げて極力安全に作業したい
そんなゆったり丁寧DIY派の方には手動工具『単管パイプカッター』がおすすめ。
パイプカッターを使って手動で単管パイプを切った記事はこちら
まとめ|DIY入門編工具
- 抜群の切断能力で作業が効率的
- ブレードを交換すれば木材、鉄が切断可能
- 他のDIYでも活躍可能なアイテム
- 何でも切断できる無双感が味わえる
一番最後のやつ重要です(笑)
- 本体価格が高い
- ケガのリスクがある
- 真っすぐに切断するのが比較的難しい
今回はDIY工具の一つ、レシプロソーについてご紹介しました。
レシプロソーは使い方さえ注意すればその抜群の切断能力で力強い味方になってくれること間違いなし!
上手に使う為には加工が必須。
単管パイプでガッツリDIYを検討中の方、あるいは単管パイプの切断でお悩みの方にはぜひ手に取ってもらいたいアイテムです。
道具をうまく使ってDIYライフを楽しみましょう。
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