ハードウッドの加工性について|素人でも加工できる?|イタウバとアマゾンアンジェリーナを実際にカットしてみた

DIYでハードウッドの加工

ウッドデッキ材として人気のハードウッド。

その名からは『堅さ』『丈夫さ』を連想させ、DIY素人としては『素人でも加工できるのか?』『堅くて素人には加工が難しいんじゃないの?』といった不安な気持ちが拭えませんよね。

そこで今回はDIY経験の浅い筆者である私が実際にハードウッドを加工した体験を綴っていきます。

結論としてはホームセンター等で手に入るDIY用の電動工具があれば問題なく加工は可能です。

タクロー

私が加工したのは”イタウバ”と”アマゾンアンジェリーナ”です。

木材の購入先はウッドデッキ材をはじめ、幅広くエクステリア商品を扱うリーベさん。

ハードウッドを使ったウッドデッキ制作を検討している方の参考になれば幸いです。

製作したウッドデッキが日本唯一のDIY雑誌『dopa(ドゥーパ!)』に掲載されました!

目次

ハードウッドの加工性について調べることの必要性

前述しましたが『ハードウッド』という名前からその木材が堅いことは想像に難しくないですよね。

実際に加工してみた所感としては以下3つとなります。

  • 意外と簡単に加工できる
  • ホームセンター等で手に入る材木と比較すると”堅い”
  • 堅いが初心者でも加工は可能

樹種、材種によって加工性の難易度は異なりますが思っていた以上に簡単に加工できてしまいました。

これはハードウッドの購入にあたり、加工性について調べてから購入に踏み切ったことが理由だと感じますね。

購入前は完成時の見た目重視で『ウリンが良い!ウッドデッキには絶対ウリンだ!』と思っていたのですが調べてみるとウリンはハードウッドの中でも特に耐久性が高く、初心者には加工が難しいとされている樹種であることが判明。

加工が難しそうだったので比較的加工しやすいと言われているイタウバとアマゾンアンジェリーナにしたのですがこれが私にとっては良い選択だったようです。

ハードウッドでウッドデッキの製作を検討している方は加工性についても調べた上で購入することをおすすめします。

ウリンって何?となった方はこちらの記事をどうぞ↓

イタウバを加工してみる

まずはイタウバから。

今回私がイタウバを使用したのは床材(厚さ20㎜、幅120㎜)とフェンス材(厚さ15㎜、幅100㎜)です。

長さはどちらも1200㎜と短尺材を採用しました。

タクロー

短尺材はコストダウンにもなり、カットの回数も減らせるので一石二鳥ですよ!

イタウバ短尺材

下穴加工

下穴加工は一般的な木工用ドリルで簡単にできます。

ただし複数回加工を繰り返しているとドリルの切れ味の低下が早い印象を持ちました。

これはドリルの質(耐久性)にも関係することですが材の堅さが要因の一つであることは明らか…

穴の加工中に煙が上がることがありました。

イタウバは油分を多く含む木材なのでドリルの摩擦熱による油分の燃焼?だと勝手に解釈しましたが最初はビックリしましたね。

少し煙が出るぐらいです。白煙が立ち上るわけではないのでご安心ください。

イタウバ下穴加工

ビス打ち

次はビス打ちです。

ビス打ちにあたり下穴あり、無しバージョンで試してみました。

結論としては下穴は確実に空けましょうということになります。(笑)

木工用のビスを使えば下穴無しでもビスはどんどん掘り進んでいきますが木材の状態と穴を開ける場所次第では亀裂が入ってしまいます。

身が詰まったしっかりしている木材なので完全に裂けてしまうことはありませんでしたが見栄えはよくありませんし、せっかくの綺麗な木材が台無しに。。。

イタウバへビス打ちする際は必ず下穴を空けることをおすすめします。

イタウバビス打ち
下穴有の様子

切断

最後に切断について。

繰り返しになりますが私はハードウッドの加工にかなり難しい印象を持っていましたので切断の回数を極力減らすために短尺材を購入しました。

その結果、材を普通に切断する機会はありませんでしたが支柱を通すためにコの字型に加工する必要がありました。

その際に丸ノコの刃を複数回入れる機会がありましたのでその所感について。

結論としては丸ノコがあれば簡単に加工が可能です。

ソフトウッドと大差なく加工ができるので電動工具がある方は全く気にしなくてOKですよ。

余談ですが丸ノコを使ってコの字型へ加工するにはノミとハンマーも必要です。綺麗に加工する為には練習が必要だと思いますので挑戦する方は事前に他の木材で試すのがおすすめです。

私はぶっつけ本番でイタウバで挑戦しましたが失敗…とりあえず形にはなりましたがお世辞にも綺麗とはいえない状態となってしまいました。

タクロー

ノミで削るのに苦労しました。。。これもDIYの醍醐味としましょう!

ちなみに私が使っている丸ノコはメルカリで格安で手に入れた中古の聞いたこともないメーカーの物です。

そのような丸ノコでも十分に加工可能だと考えてください。

個人的には一万円届かない程度のものが加工精度、価格等バランスが良いと感じていますね。

アマゾンアンジェリーナを加工してみる

次はアマゾンアンジェリーナについて。

今回アマゾンアンジェリーナは根太材として使用しました。(厚さ40㎜、幅70㎜、長さ2100㎜)

リーベさんのみで取り扱いされている最もコスパの良いハードウッドです。

タクロー

その価格はウリンの約50%とも言われています。

アマゾンアンジェリーナ

下穴加工|ビス打ち

これも試しに下穴加工無しで直接木工用ビスを打ち込んでみたのですがかなりスムーズに締めこむことができました。

ソフトウッドと大差ない感覚で材に直接ビスを打ち込むことが可能です。

製作の工程上アマゾンアンジェリーナを丸ノコで切断する機会はありませんでしたが、この時点で明らかにイタウバよりも加工性は良いと感じました。

材の端部などビスを打ち込む場所によっては下穴が必要なケースもあるかと思いますが基本的には下穴無しで組み立てていくことが可能ですね。

下穴を加工する場合も木工用ドリルで簡単に加工できるでしょう。

  • レッドシダーなどのソフトウッドと同じように下穴加工無しで組み立てたい
  • でもハードウッドの耐久性と質感も欲しい

以上の方は一考の価値がある木材ではないでしょうか。

タクロー

レッドシダーと同等かそれ以下の価格でコスパにも優れている正に夢のようなハードウッドですね!

アマゾンアンジェリーナでウッドデッキ材をすべて揃えたら材料代も節約できるし、作製中も下穴なしで時短可能。。。次回DIYの機会があったらこれ一択といっても過言ではありません。

まとめ

DIY初心者がハードウッドを加工する上では購入前の下調べが大切です。

一言にハードウッドといっても種類は様々。

インターネットで購入する場合は購入元のホームページの材料紹介ページ等に加工性について記述されているので必ず確認しましょう。

今回私が選んだ2種類のハードウッド、”イタウバ” と “アマゾンアンジェリーナ”はかなり加工しやすい部類のようです。

材種(床材、フェンス材、支柱材)にもよりますがホームセンター等で手に入るDIY用の電動工具であれば問題なく穴加工、切断が可能です。

以上ハードウッドの購入を検討している方の参考になれば幸いです。

リーベさんでは既に組みあがったウッドデッキも取り扱っていますので手っ取り早くウッドデッキを手に入れたい方は要チェックです。

DIYでハードウッドの加工

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この記事を書いた人

・30代男性
・製造業サラリーマン
・4児のパパ
・借金王(マイホーム、マイカーローン)
・副業ブロガー目指して奮闘中
・無趣味(学生時代はテニス漬け)

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